高齢者を「ひとりにしない」まちへ

9月定例会で一般質問をしました
今日は久しぶりに空が晴れて、影もくっきり。気持ちのいい朝を迎えました☀️
久しぶりに太陽の光をたっぷり浴びられる一日。みなさんは、どんな一日を過ごされたでしょうか。
さて、少し時間が経ってしまいましたが、9月2日、多摩市議会9月定例会で、私にとって2回目となる一般質問を終えました。
今回テーマに取り上げたのは、「高齢者の暮らし」です。
介護の現場で働くケアマネジャーさんやヘルパーさんなど、さまざまな方のお話を伺う中で見えてきた課題を出発点に、今回は「高齢者をひとりにしない」ということを軸に質問を行いました。
階段のある住宅に暮らす高齢者の移動支援
多摩ニュータウンには、エレベーターがなく、階段のみの集合住宅がたくさんあります。
一斉に入居が進んだニュータウンだからこそ、現在、多くの方が高齢期を迎えています。
これまで元気に暮らしてきた方が、足腰が弱くなったとき、4階、5階といった住まいから外に出ることが難しくなる。
外に出られないということは、通院や買い物だけでなく、デイサービスやリハビリ、地域の人との交流など、社会とのつながりそのものを失ってしまうことにもつながります。
多摩市には、一定の条件のもとで、階段の昇降を支援する移動支援があります。
しかし、今回、実際に事業者の方からお話を伺う中で、ニーズがあるにもかかわらず、対応できる事業者が非常に限られていることが分かりました。
これまでこうしたサービスを担ってきた事業者も、高齢化などによって減少しています。
「必要な人がいるのに、支える人がいない」。
この状況に対して、市として何ができるのかを質問しました。

介護を支える人材をどう確保するか
そして、移動支援を担う人が足りない背景には、介護分野全体の人材不足があります。
新しい人材を確保するという点では、初任者研修などの資格取得支援制度を、必要としている人にきちんと届けるための広報が必要です。
また、核家族の中で育ってきた若い世代にとって、「介護の仕事」と言われても、具体的なイメージを持ちにくいのではないでしょうか。
だからこそ、介護という仕事の魅力や、どんな人たちが働いているのかを知ってもらうところから、広報していく必要があるのではないかと提案しました。
一方、今働いている方たちの離職を防ぐことも重要です。
大きな問題になる前の、ふとした「ちょっと困っている」「ここを変えてほしい」という声を拾える場が必要なのではないか。
協議会や研修など、現場の方が気軽に声を届けられる機会をつくることも提案しました。
「孤独」は、見えないけれど大きな課題
そして最後に取り上げたのが、一人暮らしの高齢者の生活支援と、孤独を防ぐための地域づくりです。
今回、準備をする中で特に強く感じたのは、「孤独」というものの重要性でした。
社会的孤立は、健康や命にも大きな影響を及ぼすことが指摘されています。
けれども、孤独は外からは見えにくい。
介護保険のサービスだけでは、そのすべてを支えることはできません。
だからこそ、元気なうちから地域とのつながりを持ち、外に出られる環境をつくること。
移動支援をきちんと機能させること。
そして、介護を支える人材を確保すること。
こうした一つひとつの取り組みが、「高齢者をひとりにしない」ことにつながっていくのだと思います。
高齢者の暮らしを守ることは、私たちの暮らしを守ること
今回の質問は、高齢者の方だけの問題ではありません。
親が元気に、自分らしく生活しながら、必要なときには地域や制度の支えにつながることができる。
だからこそ、現役世代も仕事や家庭、子どもとの時間を大切にすることができます。
介護を社会全体で支えることは、今を生きる高齢者の方を守るだけでなく、私たち現役世代の暮らしを守り、さらに次の世代を守ることにもつながっています。
子育てと介護。
一見すると別の課題のようですが、「ひとりにしない」「孤独にしない」という視点では、共通する部分がたくさんあります。
今回、介護や高齢者福祉を社会的な視点から学び、質問をつくっていく中で、そのことを改めて実感しました。
制度があるだけではなく、必要な人が実際に使えること。
そして、人と人とのつながりが途切れないこと。
そんな地域をつくっていきたいと思います。
今回の一般質問の録画をYouTubeでご覧いただけます。
ご関心のある方は、ぜひご覧ください😊
https://www.youtube.com/watch?v=XwZANNqnBIQ?t=4625
https://www.youtube.com/watch?v=pto8K6AxfC0?t=55
