私が政治に関わろうと思った原点②

前の記事では、私が政治に関わろうと思った原点について、
学習塾の勤務で見えてきた違和感までをお伝えしました。
今回はその続き、自分自身の育児を通して見えてきたことをお伝えしたいと思います。
子育てで感じた、もう一つの疑問

もう一つ、私が政治に関わろうと思った理由があります。
それは、自分自身の子育ての経験です。
初めて長女を妊娠し、出産したとき。
私はふと思いました。
「私は今、この子の人生の始まりの一番大切な時期を任されている」
教育に携わってきた経験から、
人の可能性は少しずつ方向づけられていくことを知っていました。
だからこそ、人生の土台がつくられる乳幼児期がとても重要な時期であることは、なんとなく分かっていました。
しかし、その乳児期の子育てについて、
私はほとんど何も教わっていないことに気づいたのです。
母親学級では、出産のことや栄養のこと、沐浴などのお世話の方法は教えてもらえます。
でも、
赤ちゃんとどう関わればいいのか
どう遊び、どう言葉をかければいいのか
子どもの成長にとって何が大切なのか
そういったことは、ほとんど教えられません。
私はそこに強い違和感を覚えました。
社会が見落としている「一番大切な時期」
小学生になれば義務教育が始まり、
中学受験や大学受験には膨大なお金と時間が投資されます。
それなのに、
人生の土台をつくる乳幼児期には、社会としてほとんど投資がされていない。
何も知らないまま、
親は赤ちゃんの人生の最初の時間を任されてしまう。
私はそこに大きな疑問を感じました。

そこで私は、乳児期の子育てについて改めて学び始めました。
睡眠、体の発達、健康、
言葉の発達、関わり方。
本を読みながら実践する中で、私は強く実感しました。
やっぱり乳幼児期は、本当に大切な時期だということを。
赤ちゃんはただぼんやりしている存在ではありません。
視線
動き
表情
その一つひとつが学びです。
そしてその瞬間の子どもの興味に対して、大人がどう関わるかによって、
子どもの成長は大きく変わっていく…。
そう思う瞬間を、長女の乳児期に何度も見せつけられました。
共感する力を育てる時期
乳幼児期は、言葉を獲得する前の世界です。
遊びや体験の中で、子どもはたくさんのことを学びます。
その中で育つもののうち、とても重要なのが
共感する力です。
言語化されない、相手の気持ちを感じる力。
想像力を持ち、人の痛みに気づく力。
今の時代、この力こそがとても大切だと思います。
世界では悲しい出来事がたくさん起きています。
でも、もし人の痛みを感じられる人が増えれば、
暴力ではなく、対話で問題を解決する社会に近づくはずです。
しかし今の社会では、
対話が理解し合う場ではなく、勝ち負けの場のようになっていることもあります。
さらに、人の痛みが分かる、共感する力に優れている人が、
社会の中では相当に評価されず、折れてしまいやすい側面もあります。
私は、もっと社会的に共感する力が育ち、
そしてそれが暮らしやすさにつながるような、
人と人とがもっと温かくつながる社会になってほしいと思っています。

未来の社会への一番の投資
そのためには、
乳幼児期の子育て環境を整えることがとても重要です。
乳幼児期の子育て支援は、
求めた人だけに届くものでは足りません。
母子手帳を受け取りに来たすべての親に、自然に届く仕組みが必要だと思います。
また、乳幼児期の子どもを育てていくための正しい知識も、
もっと広く共有される必要があります。
知識は親を縛るものではありません。
知識があることで、子育ての不安を減らし、選択肢を増やすことができます。
そして長期的には、育児を楽にさせ、
親にとっても子どもにとっても大きな助けになります。
私は、
乳幼児期への支援こそが、未来の社会への最大の投資だと考えています。
そして、その仕組みを社会全体で整えるためには、政治の力が必要です。
私が政治に関わろうと思った理由
教育の現場で感じた違和感。
子育ての中で感じた社会の課題。
その両方が重なり、私は思うようになりました。
社会の仕組みに働きかけたい。
子どもたちが安心して育ち、
人と人が温かくつながる社会をつくりたい。
そのために、私は政治の場から働きかけていきたいと思っています。
それが、
私が政治に関わろうと思った原点です。
