――憲法とは、誰を縛るものなのか

満席の会場で開催されました

2月14日(土)、パルテノン多摩にて、
弁護士の 楾大樹(はんどう たいき)氏 による講演会
「檻の中のライオン」が開催されました。
僭越ながら、私が司会を務めさせていただきました。
本講演会は、
生活クラブ運動グループ 多摩市地域協議会 主催、
多摩南生活クラブ生活協同組合まち多摩 共催で実施されました。
当初80名定員の予定でしたが、
当日は94名の方にご参加いただき、会場は満席に。
多くの方に足を運んでいただき、心より感謝申し上げます。
憲法は「誰が守るもの」なのか
私自身、この講演を初めて聴きましたが、
最近さまざまな場面で耳にする「憲法改正」について、
理解が整理される時間となりました。
なかでも特に印象に残ったのは、
憲法は誰が守るものなのかという問いです。
憲法第99条には、以下のように明記されています。
第九十九条
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
憲法は、私たち国民を縛るためのものではありません。
むしろ、公的な権力を持つ者たちがその力を乱用しないよう、縛るためのものだということです。
「檻の中のライオン」というたとえ

楾先生は、権力を持つ者を“ライオン”に例えました。
力の強いライオンが暴れないように、檻に入れておく。
その檻こそが憲法なのだ、という説明です。
長い歴史の中で、権力が乱用されてきた事実があるからこそ、
憲法は存在しています。
その憲法を守る立場にある人たちが、
自らの制限を緩める方向に改正を望むとしたら――。
それがどれほど危ういことなのかを、
「憲法とは何か」という原点から考えさせられました。
改憲の動きの中で、私たちが考えること
最近、憲法改正を前のめりに進めようとする政治の動きが報じられています。
国防軍の明記や、緊急事態条項の創設などが議論に挙がっています。
しかし、憲法とは本来、
権力を制限するための最高法規です。
その意味を理解したうえで考えると、
権力を持つ側が、自らの制限を緩める方向に改正を求めることは、
極めて慎重であるべき問題だと感じました。
講演は2時間半にわたり、
その後の30分間の質疑応答も非常に活発でした。
参加された皆さんの、憲法に対する関心の高さを強く感じました。
母として子どもに伝えていくべきこと

楾先生は冒頭で、
「こういう話を家庭でしていますか?」
と問いかけられました。
教科書には、憲法が公務員を縛るものだとははっきり書かれていません。
だからこそ、憲法とは何かをどう伝えていくのか。
私も、責任ある一人の親として、
子どもたちに分かりやすく伝えていかなければならないと感じました。
多くの学びと、市民の関心の高さを実感した、大切な時間でした。
