
なぜ、私は生活者ネットワークなのか。
その理由は、とても個人的で、とても切実な体験にあります。
【もくじ】
- 0歳 3歳 5歳と始まったひとり親生活――最初に直面した大きな不安
- 生活者ネットワークとの出会い
- ひとりの声を、社会の課題として受け止めてくれた
- ともに動く道を選んで
0歳 3歳 5歳と始まったひとり親生活――最初に直面した大きな不安
約3年前、私は三人の子どもを連れて、ひとり親としての生活を始めました。
先の見えない、不安定な状況。生活を立て直すために、保育園が必要でした。
市役所で言われたのは、
「保育園に入るには、夫の要件書類が必要です」
という一言でした。
制度としての理屈は理解できます。
けれど当時の私は、事情があり、その書類を提出できる状況ではありませんでした。
その事情を証明する公的な書類を提出しました。
他の自治体では認められている書類です。
それでも、受け付けてもらえませんでした。
0歳、3歳、5歳。
三人の子どもを抱え、市役所に行くだけでも精一杯の日々。
「これはおかしい」と感じながらも、考え続ける余裕も、声を上げる力も、当時の私にはありませんでした。
生活者ネットワークとの出会い

でも、やっぱりおかしい。
どれだけ考えても、この状況で保育園を断られるのはおかしい。
このままでは、次に同じ立場になる人も、同じ壁にぶつかってしまう。
その先にあるのは、子どもを抱え、経済的に最大の不安を抱えたひとり親が、保育園を使えないがゆえに職を失わざるを得ない現実です。
そう思い、約1年半にわたって市役所に掛け合う一方、他での相談を重ねる中で、私は初めて生活者ネットワークと出会いました。
ひとりの声を、社会の課題として受け止めてくれた
正直に言えば、それ以前は名前すら知りませんでした。
けれど、事務所で話を聞いてもらい、心から思いました。
「ここに相談してよかった」と。
私の話を、同じ熱量で、共感をもって聞いてくれた。
そして、実際に動いてくれた。
その結果、市の対応が、本来の規定に沿わないものだったことが認められました。
私の時間は戻りません。
けれど、「次に同じ思いをする人が減る」。
その事実が、何よりの救いでした。
生活者ネットワークは、個人の困りごとを、個人の自己責任で終わらせません。
声にならない違和感を、社会の問題としてすくい上げ、変えようと行動する。
私は、その姿勢に強く心を打たれました。
ともに動く道を選んで

活動に関わって約1年半。
子育て、教育、ケア、環境。
命と暮らしを大切にするという根っこが、私自身の経験と、まっすぐにつながっていると感じています。
40年以上続いてきたこの活動を、ここで途切れさせたくない。
次の世代へ、確かにつないでいきたい。
その一員として、私はこれからも、声を上げ、動き続けます。